愛知県大府市の耳鼻咽喉科(耳鼻科)歯科の柊みみはなのどクリニックには、大府市以外にも名古屋市緑区、名古屋市南区、東海市、豊明市、刈谷市、半田市、知多市、豊田市、安城市、東浦町、阿久比町からも患者様がお越しになります。私たちスタッフは常に患者さまの目線にたった丁寧で親切な耳鼻咽喉科・歯科治療を心がけております。
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Q1 | 耳そうじはどのようにしたらいいですか? |
大人はともかく、小さなお子さんの耳掃除はお薦めできません。どうしても耳掃除がしたい場合は、
綿棒の先の太い部分が見えなくなるまで奥にいれてはいけません。また耳が荒れますので、毎日掃除してはいけません。1ヶ月に2, 3回で充分です。(これは大人の方も同様です。)それでも取れなかったり、取る自信がなければ遠慮せず、耳鼻科を受診して下さい。
Q2 | 耳垢をとるためだけに、耳鼻咽喉科を受診してもいいのですか? |
耳垢の除去は医療行為として認められているものですから、もちろん構いません。逆にお子さんなど、家で取るのが怖いのであれば、無理をせず耳鼻咽喉科を受診してください。
Q3 | 耳垢はどのくらいの期間で取ったらよいですか? |
湿った耳垢の方でなければ、普通は耳そうじは必要ありません。耳垢は、自然にとれていくようになっています。むしろ耳そうじをすることで、耳垢を奥へ押し込んでいる場合が多いです。つまり、「とらなくても良い」ということです。
湿った耳垢の場合は、耳の穴の入口すぐのところについた耳垢だけを綿棒でとればよいと思います。それより奥にあると思われたら耳鼻科を受診していただければ簡単にとれます。この場合も特に期間は決まっていません。「よごれてきたらそうじすれば良い」と考えて下さい。
Q4 | 子供の耳が最近遠い気がするが、耳が悪くなっているのでしょうか? |
急性中耳炎や滲出性中耳炎や外耳道の異物や外耳炎などが考えられます。また、おたふく風邪の後は要注意です。
難聴を放置した場合、3歳以下のお子様ですと言葉や心の発育にも影響が出る場合がありますので、なるべく早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q5 | 耳に水が入ると中耳炎になりますか? |
ほとんどなることはありません。逆にその水を取ろうとして、無理に耳を触って外耳炎になる可能性があります。
耳に入った水は、むやみに触らずに蒸発するのを待つか、(すべての動物は耳が濡れても乾燥するような体の構造になっています。手を入れて耳の水を取ろうととするのはおそらく人間だけでしょう。)どうしても気になる場合は耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。
Q6 | 急性中耳炎と言われましたがお風呂やプールはどうしたらよいですか? |
入浴は耳の痛みがある場合は控えてください。(診断当日は駄目、翌日以降は様子を見て)プールは中耳炎が治るまでは控えてください。
Q7 | 滲出性中耳炎で通院中ですが、プールは大丈夫ですか? |
基本的には控えたほうが良いでしょう。ただ、軽度の場合や既にチューブが挿入されている場合などでは、許可できることがありますので耳鼻咽喉科にご相談ください
Q8 | 中耳炎の際に鼓膜に穴を開けると聞いたことがあるが大丈夫なんですか? |
最近、全国的に薬が効きにくい細菌が増えて、鼓膜切開しなければ治らない小児が増えています。
この「鼓膜切開(せっかい)は急性中耳炎、滲出性中耳炎に対し、飲み薬や処置のみでは改善しない時に行います。鼓膜を切った後、鼓膜の裏にたまったウミや滲出液を細い金属の管で吸いとります、そうすることで、耳の痛みがやわらいだり、熱が下がったり、聞こえが良くなり、耳が元の良い環境に戻る手助けとなります。薬の飲む期間や量を少なくするなどの目的の場合もあります。
鼓膜切開と聞くと大変痛いイメージがありますが、局所麻酔薬を使えば、ほとんど痛みはありません。当院ではイオン麻酔器を用いて麻酔を行っております。年齢により麻酔時間は異なりますが、5~10分間程の間、耳に薬を入れて、横になって寝ているだけで終わります。小さなお子様は恐怖心で暴れてうまく麻酔ができない場合がありますので、ご家族の方に動かないように、しっかり抑えて頂きます。
Q9 | 鼓膜が破れたらふさがらないのですか? |
鼓膜は再生しますので、小さい孔の場合はほとんどの場合閉鎖します。しかし、孔が大きかったり、細菌感染の為耳漏が続いていたりすると鼓膜穿孔が残ってしまう場合があります。
外傷などで鼓膜が破れていると診断されたときは、孔が閉じたことが確認されるまで、耳鼻科への通院が必要です。また、中耳炎で耳漏が出ている場合には最後まできちんと治療しましょう。
Q10 | 難聴は治らないのですか? |
難聴と一言に言っても色々ありますが、中耳炎などによる難聴の場合は適切な治療をおこなえば治療することは可能です。
神経性の難聴であれば、突発性難聴やメニエール病などの一部の難聴は早期に治療した場合は治る場合がありますが、1~2ヶ月以上経過した場合に関しては残念ながら治りが悪いのでなるべく早めの治療を心がけてください。
ただし、聴力を失った場合であっても、先天的に耳が聞こえない方、後天的に聴力を失った方も人工内耳を入れると聴力を取り戻すことができる場合もありますので、ご相談ください。
Q11 | お年寄りの難聴は治らないのですか? |
加齢による難聴以外にも、聞こえが悪くなる病気はいくつかあります。
小さい頃に中耳炎を起こしていて、その後遺症が残っている場合など、簡単な処置で聞こえが良くなるものもあります。お年寄りだからとあきらめないで、耳鼻科の診察を受けることをおすすめします。
加齢による難聴の中には、音そのものの聞こえが悪くなる場合と、話しことばが聞きにくくなる場合があり、どのタイプの難聴かの判断も必要です。もし治療が難しい場合でも、補聴器を上手に使うと日常生活が楽になりますので、これについてもご相談下さい。
Q12 | 補聴器をつけると難聴は進行しますか? |
そんなことはありません。めがねと同じで、外してしまうとそれ無しでは生活が非常に不便になるため、まるで聴力が下がったと思われる方もいらっしゃいますが、基本的には補助的な器械であり、それを付けると聴力が下がっていくことはありません。
Q1 | 鼻血がでた場合の対処を教えてください。 |
Q2 | 鼻血がよくでるので心配です。 |
小児の場合、鼻の入口近くの粘膜に傷がついて出血する場合がほとんどですので、小鼻を圧迫して数分で止まる場合にはまず心配ありません。
ただ、出血するたびに2~30分以上とまらない場合には、出血傾向も疑われますので1度精密検査を受けた方がよいでしょう。この場合、他の部位の傷で出血が止まりにくいことはないか、よく青あざができたりしていないか、などが参考になりますので注意してみてください。
大人の場合は、鼻の粘膜に傷が付いて出血する場合が多いのは同様ですが、まれに鼻内の腫瘍が原因の場合もありますので、内視鏡にて一度確認しておいた方が安心だと思います。
Q3 | 鼻水がとまらないので心配です。 |
鼻水が長期間続く場合、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう)、慢性鼻炎などの可能性があります。小さい子供さんの場合は、幼稚園などでの集団生活が始まったのをきっかけに調子を悪くするケースも少なくありません。鼻の調子が思わしくない場合、耳に炎症が広がり中耳炎の引き金になることもあります。
また鼻水がのどの奥にたまってくると痰のからんだ咳の原因になります。鼻水が外に出ていないのに痰のからんだ咳が続く場合は、やはり鼻のチェックを受けることをお勧めします。
Q4 | アレルギー性鼻炎だと思うが、原因が分からない。 |
原因が知りたい方には、皮膚の反応検査や鼻粘膜反応検査などもありますが、ご希望の上で採血による検査が簡便で早期に原因を知る事ができますので当院では血液検査を推奨しています。詳しくは当院の医師・スタッフまでお尋ねください。
Q5 | 何の為にネブライザー治療をするの? |
鼻やノドの粘膜の炎症を速やかに鎮め、ちくのう症の場合は副鼻腔内のウミを速やかに排出します。抗生物質を含んだ薬剤を直接噴霧する為、少ない薬量で最大限の効果を発揮できます。また、アレルギー症状の場合はその症状の鎮静をはかります。
Q6 | 鼻はティッシュなどでかんでも良いか?すすった方がよい? |
強くかみすぎないように、左右ごとに少しずつゆっくりとかむようにしてください。
Q7 | ちくのう症は手術しなければ治らないのですか? |
重症例や大きな鼻茸を伴う場合は、手術が必要になることがありますが、最近ではそのような重症例は少なく、大部分の症例では抗生物質の内服や、外来における鼻処置・ネブライザー治療などで治癒することが可能です。最近ではマクロライド系抗生物質の少量長期投与による治療成績が良好であることが報告されています。
残念ながら内服だけでは治癒させることが難しい場合でも、外来手術で鼻茸を切除したり、内視鏡を用いた手術で鼻内を広げることで治癒率を高くすることができます。
Q1 | 子供の扁桃腺が大きいのですが、手術で摘出した方がいいのでしょうか? |
昔は大きいだけで切っていた時代もありましたが、今はそんな事はありません。
繰り返し扁桃炎を起こす場合や、いびきが大きく呼吸停止の恐れがある場合、リウマチ熱や扁桃腫瘍などの特殊な病気で扁桃腺を取り除いた方がその病気の改善が見込まれる場合に限ります。
Q2 | 年に何度も高熱を出すのですが、 扁桃を手術で摘出した方がいいのでしょうか? |
扁桃炎以外にも発熱の原因となる疾患は多く、扁桃をとれば発熱がすべて無くなるわけではありません。しかし、発熱の原因が明らかに扁桃にあれば、扁桃を摘出することで熱は出にくくなりますので、高熱が反復するのであれば手術は有効な治療法と思われます。
ただし、小さい子供さんの場合は年齢とともに発熱が少なくなっていく例も多く、あわてて手術を行わずに、発熱の度に外来治療で経過を見る場合もあります。発熱の頻度の程度、全身状態などを考慮した上で手術を行うべきか待機するかを判断する必要があります。
Q3 | いびきが手術で治ると聞いたのですが? |
いびきのうち、鼻からのどにかけての狭窄が原因で起こっているものは、手術によって軽減させられる場合があります。鼻中隔湾曲症や肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、鼻茸などに対してはそれぞれの疾患に応じて手術を行い、鼻閉を無くすことでいびきを軽減できる場合がありますし、扁桃肥大、アデノイド増殖症については、扁桃摘出、アデノイド切除を行うことでいびきが軽減できます。鼻咽喉狭窄に対しては、軟口蓋口蓋垂咽頭形成術が行われています。
しかし、いびきの原因が鼻からのどにかけての狭窄ではない場合には、手術で改善させることはできません。したがって、いびきの原因となる部位をしっかりと診断した上で、手術の適応を決定する必要があります。
ですので、いびきは手術で治る(軽減する)ものもありますが、すべてのいびきが手術で治るわけではないことを知っておいてください。まずは、いびきの原因を調べることが第一なのです。
Q4 | のどに膿栓(白いかたまり)が溜まっていて気持ち悪いが、取ってもらえるのか? |
膿栓は扁桃腺のくぼみにできる、白血球や細菌の死骸が集まってできる米粒ほどの塊です。最近では俗語的に「くさい玉」ともよばれているようです。
風邪をひいた後やタバコなどでノドをいためられている方、扁桃腺のくぼみが大きい方にできる傾向があります。
放置しておいて特に問題はありませんが気になるようでしたらうがい薬でうがいをなさってください。痛みがあるようであれば、何らかの炎症などの病気を起こしている可能性がありますので、早めに耳鼻咽喉を受診してください。
痛みがない場合は耳鼻咽喉科で除去を行ってもまた再度産出されることが多いようです。
Q5 | のどに魚の骨がささった場合はどうすればいいのですか? |
基本的には何もしないで早めに来院してください。
家庭で無理にご飯やおもちを飲み込むと骨が一層奥に入る危険性があります。鯛の骨が奥まで刺さり、全身麻酔下で摘出の手術を受けなければならないような場合もありますので、無理は禁物です。
Q1 | 風邪の時は耳鼻科でも診察してもらえるのですか? |
もちろん受診にいらっしゃってください。上気道の炎症がある風邪の症状は耳鼻咽喉科が専門とする分野ですので、ご遠慮なさらず受診してください。
Q2 | インフルエンザは耳鼻科で診察してもらえるのですか? |
大丈夫です。
インフルエンザかどうかを測定するキットにて診断を行い、インフルエンザである場合はそれに応じた薬を処方を致します。当院ではインフルエンザの予防接種も行っております。
Q3 | おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は小児科でないとだめですか? |
おたふく風邪は当院では診療を行っておりますので、ご来院頂ければ診療が可能です。ただし、全身的疾患(重い症状)を含むような場合であれば小児科や内科を受診ください。
また、当院ではおたふく風邪のワクチン接種を行っています。
Q4 | 補聴器をつけると難聴は進行しますか? |
補聴器装用の際に、聴力が悪化することがあります。急激に起こる音響外傷に類似するものと、徐々に進行する騒音性難聴に類似するものです。つまり、補聴器の増幅度や最大出力音圧レベルを大きく設定していると、必要以上の大きな音が耳にはいって、難聴を進行させる危険があるということです。したがって、騒音下での使用を制限し、定期的に耳鼻咽喉科専門医による聴力検査と補聴器の調整が必要です。
Q5 | 補聴器をかけても雑音ばかりが聞こえて役に立たないと言っている人がいますが、本当でしょうか? |
残念ですが、確かに補聴器をつけると雑音がうるさくて、とても使えないという人がいます。しかし、補聴器は、うまく調整して上手に使えば、とても役立つものです。最新のデジタル補聴器も雑音抑制機能が付いていますが、効果はまだ不十分です。
難聴になると、音がひずんで聞こえる傾向にありますので、大きくひずんで響く雑音の中に、ことばが隠れてしまうことがあります。まずは、雑音のないところで、ちょっと小さめの音から使い始めてください。そして、補聴器の音に慣れてきたら、徐々に音量を上げ、色々なところで試してください。雑音といってもさまざまです。食器のぶつかる音や、交差点の車の昔、新聞紙の開く音など、うるさく感じる雑音を調べれば、補聴器の調整に役立ちます。
Q6 | いびきは治りますか? |
治せるものと治せないものがあるというのが答えでしょうか。
いびきに関しては様々な原因がありますので、その原因を突き止めた上で、その原因に応じた治療が必要となります。まずは原因の追及が最も大切です。