最近では日本人の10%が花粉症といわれており、そのうちの80%がスギ花粉症といわれています。
年々増加傾向にあります。
人間の体内には、外部から入る細菌やウイルスに対して、白血球やリンパ球がこれらを異物と認識して撃退するメカニズムがあります。
花粉症の場合、スギ、ヒノキなどの花粉のように、人体にそれほど害のないものまでを、厳しく撃退してしまおうとする免疫システムが、くしゃみや鼻水、涙、鼻や目の炎症などを引き起こすと考えられています。
植物から飛散する花粉がアレルギー原となって発症するアレルギー性鼻炎です。 一般にいわれるスギ(2月~4月)、ヒノキ(3月~5月)の他にも、カモガヤ(5月~7月)、ハルガヤ(5月~7月)、オオアワガエリ(5月~8月)などイネ科は大府市、東浦町など知多半島では特に多い植物です。
花粉症
アレルギー性鼻炎の療法と同じく、投薬やお鼻への薬の吸入を行いながら症状の改善をおこなう治療が中心です。また、防花粉グッズの使用法や、どれが良いのか(効果があるのか)などを患者さんの生活スタイルに合わせて指導を行ないます。 最後の手段として、鼻炎手術を行う場合もあります。術後効果が表れるまでに数週間を要しますので花粉の飛散前に行うことが必要です。
(※当院では手術療法は実施しておりません。ご希望の方にはそれら手術を実施頂ける病院を紹介させて頂いております。)